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手術後について
ラジカル法は、ニオイの元(アポクリン汗腺)、汗の元(エクリン汗腺)を取り除くので、非常に効果の高い治療法ですが、患者様にも協力していただきたいことが2点あります。

手術後の注意点
手術後7日目まではワキを安静に保つ
手術後7日目以降はワキを積極的に動かす

手術後7日目まではワキを安静に保つ

手術後は、ワキの皮膚が非常にうすい状態になっています。
アポクリン汗腺、エクリン汗腺は皮膚の浅い層にありますので、それらを取り除くと皮膚もうすくなってしまうわけです。

      

そこで、皮膚が元の状態に早く治るように手術後はガーゼを厚く束ねて患部の圧迫を行ない、圧迫をしたままの状態でお帰りいただきます。
圧迫をしていても、ワキを自由に動かしていては皮膚が正しい位置でくっついてくれないので、安静にすることが重要になるのですね。
普段、ガーゼでワキを圧迫しながら過ごすというのは誰も経験されたことはないと思いますから、はじめは窮屈に感じられると思います。
しかし、早く良い状態にするためにどうしても必要なことですし、これを頑張ればニオイや汗の悩みから解放されると考えていただいて、ご協力いただきたいと思います。
この期間は自分でシャワーを浴びたり入浴することはできません。
自分でシャワーを浴びるとどうしてもワキの安静が保てないので、シャンプーの際も周りの人にしてもらうくらいの気持ちでいてください。
(ご希望であれば、クリニックに来ていただければ、スタッフが洗髪を行います。)

そして、手術後3日目に来院していただいて、創部のチェックとガーゼ交換を行ないます。
3日後の治療時には、手術後に圧迫していたガーゼを外し、再度ガーゼで圧迫をしておきます。ただし、はじめの圧迫とは違って、数枚のガーゼを当てて包帯で巻くだけですので、かなり楽に感じられるはずです。
ただし、ワキの皮膚はまだ安定した状態にはなっていません。
圧迫による窮屈さはかなり楽になっていても、安静が重要であることには変わりはないので、もう少しですから頑張っていただくことになります。
状態によってはワキを濡らさなければシャワーや洗髪も可能になります。

手術後7日目に再度来院いただき、圧迫を外して抜糸を行ないます。
抜糸はまったく痛くありませんのでご安心下さい。
抜糸が終わったら、皮膚は安定した状態になっていますので、もう安静にする必要はありません。皮膚の状態によっては、塗り薬を処方させていただいて、2,3週間後に経過をチェックさせていただくこともありますし、1ヵ月後に経過観察をさせていただくこともあります。


手術後7日目以降はワキを積極的に動かす

圧迫がなくなれば、安静にする必要がないので、通常通りの生活に戻ることが出来ます。
シャワーもいつも通りに浴びることができますし、ワキの部分も普通に洗ってください。
“ワキをゴシゴシ洗ってしまって傷が開いたりしないか?”と聞かれる方もおられますが、そのような心配はありません。ワキの皮膚は安定した状態になっています。
そのために手術後7日目までを安静に過ごしていただいたのですね。

そして、1週間の安静期間はワキを洗っていなかったのですが、ニオイもなければ汗も出ていないことを実感していただけると思います。
と同時に、ワキの皮膚が手術前に比べると硬くなっていることにも気付かれるはずです。
硬くなるのは、治療後の経過の中では通常のことなので心配はありません。
硬くなった状態は何もしなくても、自然に治るのですが、できるだけ早く治したいですから、抜糸後はワキを積極的に動かすくらいの気持ちでいらしてください。
その時にアフターケアに用いる専用クリームもお渡ししています。

その後は状態によって通院の時期を判断させていただくことになりますが、1ヵ月後または2ヵ月後に経過観察のために来院いただきます。
遠方の患者様の場合は、メールまたはお電話で状況を報告していただくだけでも構いません。

これで、ニオイや汗の悩みからは解放されたことになります。
手術による効果は良いことばかりでもないはずです。
正しく理解して良い治療を受けるために、合併症についてのページもご参照下さい。


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